
I-SA・LIFE
IW君のインド旅行と相前後して、僕はIW君の旅行とは両極端と云えばいえる旅に出た。
地中海を西から東へ通り抜けエーゲ海に至る人気のクルーズだ。
歳相応に身体に問題を抱え、故あっての選択ではあるが、旅の本質、異質な空間に自分を置くという点ではIW君のとは大差のない体験だ。

◆船名:Ruby Princess.113,561t 全長:289m
◆船会社:Princess Cruises Line 乗組員:1,189人 収容乗客:3,094人

船客アメリカ人:1,965人
カナダ人:509人
イギリス人:338人
オーストラリア人:49人
日本人:29人
その他アジア人:40人

2009/09/25
スペイン バルセロナ着 成田空港から乗り継ぎをいれ約17時間あまり長い!
午後の乗船前に ガウデイのサグラダファミリア教会のツアーに行く。乗船は添乗員の女性が全てを手配してくれているのでスムーズに乗り込んだ。トランク手荷物は 旅行会社が自宅に引き取りに来てくれるのでほとんど手間をかけずに10階のキャビンのドア前に届いていた。
26㎡の船室は ビジネス・ホテルのツインに似ていてバルコニーも付いているので12日間過ごすには狭くもなく快適そうである。
手荷物・衣類は部屋にある 無数のハンガー・タンスなどに一気に放り込み、これで12日間は荷物について手間要らずとなる。早速 部屋のスチュワードが挨拶にやって来た。
フリッピン人の若い男性で1日2回清掃とベットメーキングで部屋に入るとの事。
彼らへのチップは日本人の場合 旅行会社から船客一人につき@¥1,000/日が支払われていので不慣れなチップに心を惑わされることなくただ「サンキュウー」と言っていれば済んでしまう。大変楽だ。
夕食は「ミケランジェロ」と云うレストランが12日間 ファースト・シーテイング(午後6:00)で予約されており、全て日本人ばかりが同じテーブルに着くようになっている。
人にも寄るが大抵の日本人は大勢の外国人と同席して食事をするのは苦手のようで、これは旅行会社があえてリザーブを予めして置いたようだ。 今回の日本人の同行者は4組の夫婦と一人旅の女性で9人である。
2009/09/26
朝 起きると船はもうモナコ港に接岸していた。周りには高級クルーザー、ヨットがところ狭ましと並んでいる。
この船の船客は殆どが英語圏の人で90%以上占めている。そのため船内は完全に英語の世界である。通貨もUS$オンリーである。
乗り組む時にクルーズカードを呉れるのでキャビンへの出入りのカギ、買い物、船への出入りはすべてこのカードが代行してくれるので便利だ。
モナコ観光へ添乗員の案内で出掛ける。ここには世界中のお金持ちが住んだり、滞在したりしている所なので、人口当たりの警備員の数は日本の数倍で、治安は非常に良いそうだ。
さすがイタリアは世界的な観光地であり、イタリア中が観光地になっている。
我々は船で カプリ島 に出掛ける。
海も穏やかで有名な「青の洞窟」に入る事が出来た。
洞窟内の「青の色彩」には思わず見とれてしまう。この世にこんなきれいな色があるのかと思える程だ。
